Linux 3.6.11 モジュールてんこ盛りカーネルをビルドした
今更感が否めませんが、Raspberry Pi用のLinux3.6.11 bootcカーネル(モジュールてんこ盛りなのでいろんなことに使えます)をクロスビルドしてみました。
$ uname -a Linux raspberrypi 3.6.11rpi-bootc+ #1 Mon Dec 24 15:42:19 JST 2012 armv6l GNU/Linux
ベースとなるカーネルソースはhttps://github.com/raspberrypi/linux.gitから、rpi-3.6.yのブランチをcloneしてきて、先日の記事のクロスビルド環境でビルドしました。
ソースをまだ追っかけていないので原因はまだ完全に掴めてませんが、設定でとりあえずエラーを吐きなながら動く状態からは脱して正常に動作するようになりました。
あまりに人柱版過ぎるので、特にUpする予定はありませんが、もし、使ってみたいという方がいらっしゃいましたらコメント欄からご連絡下さい。
既知の不具合としては
- ipv6をenableにしていると、エラーを吐く
- イーサネットブリッジ(br0)が盛大にエラーを吐く
- あと、不具合ではありませんが、3.2系と3.6系でRaspberry Piを使う上で大々的に変わる点がない、というのもあります。
があります。
この内、ブリッジについてはそもそも公式のGithub(https://github.com/raspberrypi/linux.git)でも全く手を入れられていないのと、滅多に使う方はいないかと思いますのでプライオリティーは低いのかなぁとおもいます。私もLXCを使わない限り使いませんし。
ipv6については、公式のGithubでパッチが当たっているようですが、エラーを吐くのが気持ち悪いので/etc/sysctl.dの中で完全にdisableにするように設定しちゃいました。
ちなみに、カーネルモジュールてんこ盛り出ない方のRaspbianに入っているような普通のカーネル(3.6.11)は、最新のファームウェアと一緒に公式Githubに上がっていますので、とりあえず、3.6系使ってみたいよなぁ、という方はそちらを使ったほうが安全です。